声が聞きたくて
『……っ、…優也…さん』
そう、優兄……優さんというのは
いつか私を助けてくれた優也さんだった
「久しぶりだね、まさか真純の友達だったなんて知らなかったよ」
思っても見ない人の出現に
私は驚いて固まってしまった
「え?なに?知り合いなの?」
私同様、驚いている真純さん
一条さんは素知らぬ顔でワインを飲んでいた
シャンパンも飲み干し
ワインを何本も空けた私達
そして、優さんの手にもワイン
この人たちはどれだけ飲めるんだろうか
そう思ったりもしたが、挑むつもりもない
「俺、戻らなきゃならないから、話だけしていくよ。いいかな?」
優也さんは、一条さんが言っていた嫌な話をするんだろう。
私は頷いて、優也さんの向かいに座った