声が聞きたくて


ガチャン


ドアが閉まる音がした
その音が恐怖を煽る


身体全身が震える
後ろに誰かがいる……
誰だかわからない
知らない声がする


「昨日の男は誰?」
「ちょっとした遊びなら許すよ、僕は優しいからね」


そう言って私を抱きしめてきた

身体がビクッとする
知らない人、知らない匂い
知らない腕……何もかもが恐怖

カタカタと震える、
変な汗も出てくる


助けて……助けて……


『……けて…。助けて……』


出ない声で助けを求める



「誰も助けに来ないよ?」



男はそう言って私をドンと床に突き倒す
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