声が聞きたくて



「あずちゃん、俺たちが来なかったら、確実にやられてたよ?何のために俺が鍵を預かったと思ってるの?ってか、スペアある事、何で言わないんだよ!」



座る私の前に仁王立ちをして
怒っている一条さん


それを無関心なのか
関係ない顔をして
ベランダでタバコを吸う雅人さん



「何もなかったから良かったけど、少しは反省しなさいっ!!」


ひっ……怒られた


『ごめんなさい』



「お前もだ。あずさにマンションに近づくなって言ってねぇだろ?」


タバコを吸い終わったみたいで
部屋に戻ってきた雅人さん


確かに部屋に近づくなとは言われてない
言われてたら近づかなかった?


ううん、違う。
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