声が聞きたくて


「あずさ」


優しく呼ぶ雅人さん
私は顔を上げ、雅人さんを見た


ちかっ……
思った以上に至近距離で
離れようとしたけど、それを許さないと
余計に引き寄せる雅人さん



「……怖い?」



怖い?……ううん、全然。
むしろ、貴方の腕の中は心地いい


「大丈夫だ、俺がいる。お前には俺がいるから安心しろ」


その言葉がストンと私の身体に入ってきた
自分でもビックリするくらい



「……急には無理か、なら時間かかってもいいから、俺を信じろ」


そう言って、また抱きしめられた
おでこに、ちゅっ……とキスをされた
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