声が聞きたくて


「フッ……見過ぎだから」




……はっ!
見とれていたことに気がつく
やばい、やばいと
頭をブンブン振る



「あずさ」


私を呼ぶ声は優しい
呼ばれるだけで……胸がきゅっとする


雅人さんはまた私にキスをする
唇……首……胸へ


唇も……雅人さんの指先も
私に触れてくれる




『あっ……っ。』




雅人さんの顔はいつもに増して優しい
目が合うたびに名前を呼んでくれる



このまま……
雅人さんとなら……



本当に大丈夫だろう
そう思っていた





ブーブーブーブーっ


聞きなれないバイブ音が聞こえていた
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