声が聞きたくて


「自分が余計な事をしてしまったんじゃ無いかって……あんな風になるなんて思わなかったって。いつもの若なら気にも留めなかっただろう、けど今回は違った。若にとってはよほど大切だったんだろう」



優也さんが雅人さんのことを名前じゃなく、若と呼んだのは
私への気遣いだろう



『……まだ、その人を待ってるんですか?』



そう言うと優也さんはニコッと笑い


「君の声、若より先に聞いたって知ったら、俺殺されちゃうなー」


そう言って、席を立ち去っていった



何がしたくて、何を言いたくて
私に近づいたのかわからない
優也さんは何を考えているんだろう


私に会ったこと
雅人さんに伝えるんだろうか……
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