声が聞きたくて
「かんぱい」
『……かんぱい』
グラスを合わせ、私たちはワインを飲む
もういい時間なのもあり
食事というより、つまみに近い
ホタテのカルパッチョに
生ハムとサーモンサラダ
カマンベールチーズ
そして、お寿司が握ってあった
まさか一条さんが?と思っていたら
雅人さんが教えてくれた
一条さんの実家は料亭をしていて
板前ではなかったけど
人手が足りない時は
調理場に立つこともあるという
一条さんの親は継いで欲しいと願ったらしいけど、俺が継いだら潰しちゃうからっと、妹夫婦に託したらしい
恐るべし、一条さん!