声が聞きたくて


バスタオルを巻き
リビングへ行くと、雅人さんはおらず
さっきまで明るかった照明も
消されて、柔らかい光だけ照らされている


寝室を覗けば
ベットの上で、いつか見たように
パソコンを開き仕事をしているようだ


……上半身裸だし
何か着ないと風邪ひくでしょ?

そう思い、寝室へ足を踏み入れると
部屋は暖かく、軽く温風が肌に触れた


なぜ温風?と思いながらも
雅人さんが座っているベットの横
……私が寝るであろう場所へ入る


シャワーだけ浴びたのもあり
身体はすぐ冷えていた
ベットの中も意外とシーツが冷たい
素肌にはちょっと厳しいかも…


そう思った時に思った


だから温風。
この人のさりげない優しさ、気遣い
それなりたまらなく嬉しいし
ますます愛おしく思えてしまう
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