声が聞きたくて


矢沢梓、25歳
私が働いてる小さな一室
都心を中心に幾つかの
フラワーショップを経営している

その本社に私は働いている
以前は店頭にいた私
高校時代にアルバイトしていたお店
社員さんが辞めるということで空きが出て、何故か私に話が舞い込んできた

就職活動をしなくて済むと思い
ラッキーだった

アルバイトをしていたのもあり
特に何も困らず仕事をしていた


けど…ある日、事件は起きた



いつものように仕事を終え帰宅する
電車に乗り、幾つかの駅を通り過ぎ
電車から降りてバスに10分揺られ
バスから降りて徒歩5分で我が家

自宅から店まで45分かかる
アパートでも借りれば良いのだが
なんせ、我が家は楽チン。
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