声が聞きたくて
そこにいる彼は
私が知っている優しい彼では無く
厳しい顔をして
周りを寄せ付けない顔をしていた
彼の少し後ろに
荷物を運んでくれた優也さんもいた
優也さんも、
あの優しい笑顔では無く
どちらかというと無表情
知らない人みたいな感覚……
「……さん?矢沢さん?」
秋庭さんに話しかけられハッとした
あ、そう言えば秋庭さん
何か言っていたような……
「あ、あのね。だから……」
秋庭さんが何かを言おうとした時
彼の周りで何やら騒いでいる声がした