声が聞きたくて
社長が察知してくれなかったら
秋庭さんに酷いことをしてしまってたかもしれない
「珍しく、ちょっと酔ったみたいだわ。俺が送り届けるから……みんなも気をつけて帰れよ」
社長は秋庭さんから私を離し
すぐタクシーを捕まえた
社長は私をマンションではなく
自宅へと招き入れた
私が連絡なしで来るのは初めてだった
けど、私の様子を察したのか
麻衣さんは優しい笑顔で迎えてくれた
一緒にお風呂に入り
一緒のベットで眠りについた
私は一人だけど一人じゃなかった
けど、一人で生きていかなきゃならない
結局……私は一人なんだ。