声が聞きたくて


私と真純さんは休みを合わせ
真純さんの知り合いの不動産屋にいる


真純さんの知り合いの人は不在で
代わりにと、紹介されたのが
これまた、可愛いお顏の男性


「初めまして、一条です」
「真純さんのお友達に、こんな可愛らしい方がいるなんて、知らなかったです」


可愛い顔して、言うことは言うタイプなのか、真純さんとは仲が良さそうだ


「同僚なの。あ、あずさは本社にいるんだけどね」


私は頭を下げた


「事情は事前に聞いています、まず……家賃とか場所、あとは広さなど要望があればお聞きしたいのですが……」

一条さんはそう言って
小さなホワイトボードを用意してくれた


わざわざ買ったのだろうか……
なんか、申し訳なく思い
一条さんの顔を見ると、目が合ってしまいニコッとされた


……っ。


この笑顔で何人の人を落としたんだろうかと一瞬思ってしまうほどだ
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