いじめ役の君といじめられ役の私♡



私が戻ってきたのは売店。


きょろきょろと辺りを見渡す。





…お!いたいた〜♡♡






私はお目当ての相手の前の席に腰掛けて
うどんを啜っている彼女に話しかけた。





『こんにちは!ここのうどん美味しいよね〜
お!きつねうどんじゃん!
わかってんね、きみ!』



突然現れた私をもちろん怪訝に見る彼女。

そう、彼女はさっきのイケメンに
いじめられてる子である。




『あの、さっき助けてくれた人ですよね』



でもすぐに私に気づいたみたいで
少し顔がほころんでた。



『そうそう!そしてこれからも
あなたを助けちゃう。
いじめられっ子、私が引き受けるよ!』


『え!いいんですか!?』




きたきたきた!食いついたね〜。




『あったりまえよ!私、困ってる子
ほっとけない性格なの!
だから私が代わってあげる!』



えへへへへへ♡
これぞ一石二鳥♡♡


『で、でもっ悪いです!
そんな…代わってもらうなんて』





もう、優しいんだから!
だからいじめられるんだよ!



『いいの!いいの!だってイケメンくんに
あんなことやこんなことを…♡
じゃなかった!あなたがあんなことや
こんなことされるのが許せないの!
あの男は私に任せて!!』



『は、はい!!』





まあ、こんなかんじ。
こんなかんじであとから何されてるのか
いろいろ聞いて…





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