いじめ役の君といじめられ役の私♡




そして、今に至る。


あ、もう過去じゃなくて
今だからね??なうだから。




『凛歩、帰ろ〜』


『あーい。』




私は望世と逢莉の後ろを追いながら
下駄箱まで階段で降りてると




『あ、翔太〜』



階段を登っている翔太とばったり!




『あ、お前らお久しぶり。』


『翔太と他クラスになってから
凛歩寂しがってたよ〜??』



そういったのは望世。

もう!すぐそうやってうちらを
くっつけようとするんだからー!



『寂しくなんてないしっ!』


私が顔の前で手を降る
ジェスチャーをしたら




『お前、その傷どうした?』




翔太が私の腕の傷に気づいた。

翔太にゆびさされたところを見ると
さっき賢人くんに本を当てられたとこ。



でもわざといじめられてる事が翔太に
バレたら絶対怒られる!!




『あ、これね、さっきぶつけちゃってー!』


『うわ。ドジかよ。相変わらずだな〜ッ』


『そう〜ドジなの〜あははははっ』




ふ〜ッセーフ!!危ない危ない。



『じゃ、うちら帰るね〜さらばじゃ!』


『あぁ。気をつけろよ〜』




翔太が階段を歩いてるのが見えなくなると
逢莉が口を開いた。



『いいの?翔太くんに言わなくても』


『え!いいよ!だって言ったら翔太
絶対怒るじゃん!こわいこわい』


『ふーん。』




仲いいからって知らなくていいこともあるの!




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