小悪魔な彼の想定外な甘い策略
「いやー、今までの子とちょっとタイプが違ったから、警戒してたって言うか」


……警戒、してたんだ?
ものっすごいフレンドリーでしたけど。

なんなら、今までの人生における『初対面でのフレンドリーさランキング』で、下手したら首位独占ですけど。


でも、まあ、とにかく。
結局、トナシバではないものの、ここは梶山君と付き合っているテイの方が良さそう。


「いや、あの、全然……」


おたおたしている私をよそに、あ、という顔をして詩音さんが慌てて梶山君に向き直る。


「あのね、ごめんね、ここのバーテンダーってね、かわいい顔しているんだけど、オンナに関しては本当、最低なの。エッチもね、ただのゲームだから、許してあげて?この子に罪はないの、本当」


……詩音さんてば。
私と梶山君の関係を心配してくれている。いい子じゃん。

逆に申し訳ない。大丈夫、私とこの人、本当はなんの関係もないから。
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