生神さまっ!
私達が戦闘部隊を使うなら、
それがフェアだろうと言わんばかりに。


魔物達を操って、今までスサノオ一派を倒そうとする人達を退けた…



…って、本には書いてあった。





それはホントだったんだ。


私が突っ立てる間にも、周りでは血が吹き出続けている。




おじさんが…掛け声を上げた時。



隠れていたのか、突然魔物達が現れた。



きっと…みんなが気付いていたのは、このことだったんだ。




「秋奈!!」



「ふ、ゆと……」



「こっち!!」



手を掴まれ、ぐいっと引っ張られる。



そのまま冬斗に連れて行かれるように、戦場と化したこの土地を走り続けた。


よく見れば冬斗の前には夏樹も走っていて、
手からなにか…炎のようなものを出して、魔物を追い払いながら道を作っているようだった。



「冬斗…みんなは…!?」



「っ、作戦で話したのは、こうゆうことだよ!

…あの人達は、囮だ」




…分かっていたはずだった。



私がココ…天界で生きることを決めた時から。




地上の常識なんか通用しないことが。
命があまりにも軽すぎることが。
私という存在が、守られる立場にいるということが。


戦わなければいけないということが。




人の命を踏み台にして、

私は生き続けなければいけないということが。






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