生神さまっ!
孤児院に帰って…俺はキッチンをふと見た。


そこに並ぶ、ある"物"



実際その中でよく使われるのは2本で、残りの3本はほぼ使っていない。

3本のうちの1本は特に使わない。




…俺は誰にも見られていないことを確認すると、その"物"を1本取り出し、近くにあったタオルでくるむ。
そしてすぐに、自分の部屋に行った。




その"物"を見ていると、ある感情しか湧かなかった。



どす黒い、どころか、


黒の奥の奥にある、



赤黒い"何か"





黒より不気味で恐ろしいその色の感情に胸をやられ、その"物"を何度か古い床に突き立てる。


自分がおかしいことをしているのには自覚があった。




ただ、

止まらなかった。




いっそ、楽になれたのなら。



どんなに…イイだろう。




俺は床に突き刺さっている"物"をぶん!と勢いよく取り…


そっと、左手首に当てた。




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