生神さまっ!
「秋奈はさ、部活とか入んねーの?」
「うん、入らない」
「えーなんでだよ。
確かお前、美術部興味あるとか言ってなかった?
スポーツではテニス、とか」
「…でも、入らないよ」
中1の頃。
私はぐちゃぐちゃの色を白で隠しながら、
幼馴染の"亮太"にそうこたえた。
「亮太はさ、確かサッカー部でしょ?」
「もちろん!
俺はサッカー部一筋なんでね!!
きっと、亮太ならすぐにサッカー部のエースになるだろうな。
そう思っていた。
その予想は的中し、亮太は期待の1年としてすぐにレギュラー入りも果たし、
ルックスの良さから女子にもモテだし、
性格の良さから男子からも人気が高い、
"人気者"になった。
「……すごいね、亮太は!!」
「つっても、2年の先輩にはまだまだ及ばねえけどなー…
ま、来年中に抜かしてやる!!」
1年の終わりにそう話していた。
亮太の笑顔は眩しかった。
私なんかとは違って、とても綺麗だった。
私の世界と亮太の世界は違った。
「うん、入らない」
「えーなんでだよ。
確かお前、美術部興味あるとか言ってなかった?
スポーツではテニス、とか」
「…でも、入らないよ」
中1の頃。
私はぐちゃぐちゃの色を白で隠しながら、
幼馴染の"亮太"にそうこたえた。
「亮太はさ、確かサッカー部でしょ?」
「もちろん!
俺はサッカー部一筋なんでね!!
きっと、亮太ならすぐにサッカー部のエースになるだろうな。
そう思っていた。
その予想は的中し、亮太は期待の1年としてすぐにレギュラー入りも果たし、
ルックスの良さから女子にもモテだし、
性格の良さから男子からも人気が高い、
"人気者"になった。
「……すごいね、亮太は!!」
「つっても、2年の先輩にはまだまだ及ばねえけどなー…
ま、来年中に抜かしてやる!!」
1年の終わりにそう話していた。
亮太の笑顔は眩しかった。
私なんかとは違って、とても綺麗だった。
私の世界と亮太の世界は違った。