目があうたんび
ピーンポーン



「いらっしゃい。あれ〜ことはちゃんは?」


「今日風邪って言ってて。」


「あら。夏風邪かしら…」


「多分…」


「蓮くんもよ!本当に流行ってるのね。なこちゃんも気を付けて。あたし今から遠くに買い物行くからお勉強頑張ってね。」


「はいっ!」



おばさんはめっちゃいい人なんだよな。俊さんは何であんなに腹黒なんだろ?




急に階段の方から声が降ってきた。




「なこちゃん。ことはちゃんは?」


「風邪です。」


「えっ?あいつもだよ。じゃあ、2人でやろっか。」



待てよ。琴葉と蓮さんがいないってことは…おばさんも遠くに買い物って言ってたし。まさかの2人っきり?



緊張してきた。



「何してんの?はやくやるよ!」


「あっ。はーい。」


そうだ。勉強しにきただけなんだから緊張しても意味ないし…第一、俊さんはあたしのことなんとも思ってなさそう。いわゆる、一方的な片思いかぁ…
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