あるワケないじゃん、そんな恋。
グラついた脚立の上から落っこちそうになって、近くにいた羽田が走り寄って受け止めた。


ひょろっこい体つきの羽田にこんな力があるんだ…って意外で…。


ーーーぎゅっと抱きついた。

怖さもあったけど守って欲しくて。


女子として見られたいって願望もどこかにあって…。



入店した頃から気が合って、お喋り仲間でもあった羽田と今以上に仲良くなりたい…って思った。
友達よりも近い関係になれたら……って、きっと心のどこかで願ってたんだと思う。


何も意識してなかったけど、きっと深層心理はそうだった……。







「好き………」





……きっと、そう……あの頃からね………。





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