嘘と秘密~悲しいラヴァーズ~
人生初告白。


その事実に落ち着いていられるはずがなく。


そわそわ…、そわそわ。


隣で乃愛とか美羽が色々なことを話してくれているのに、曖昧な返事しか返せず。


「くるみ、変だね」って言われる始末。


で、もちろん。


応援も競技もイマイチなまま終わった。


元々、運動は苦手だったけど、さらに悲惨なことになった。


玉入れの玉がひとつも入らなかった。


…まぁ、仕方ない…のかな?


カゴ、意外と高かったし。


そして、学校祭の閉会式も終わり、段々人が居なくなってきた頃。


私は講義室に恭也くんを呼び出した。


< 19 / 186 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop