クールな王子に捧げる不器用な恋【番外編追加】
意地悪な笑みを浮かべて、朝比奈先輩が私の口からマスクを外す。

私は身の危険を感じて目を開けると身体を強張らせた。

「『無意味』って言っただろ?逆に煽ってることに気づいてないのか?」

「そんなことしてません」

私は否定するが、朝比奈先輩の手が私の唇に触れた。

「そんなにキスがしたいなら、唇が腫れるくらいキスするか?」

怖がる私の目を見て、朝比奈先輩は悪魔のように妖艶に微笑んだ。


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