僕の彼女がジャニヲタな件

告白!?

ピロンピロン♪



ザーッ…



ビニール傘を差し、私を待つ…重岡。

それはきっと幻じゃなーいー♪

いえ、現実です。

「…お待たせしました…」

「…色気無いなー」

同じジャージ姿の重岡に言われてしまった。



バサッ



「…重岡やぁ…」

本物や…

顔を少し近づけても、全くドキドキせえへん。

…興味無さすぎたか自分。

「渡辺さんって、なべちゃんって呼ばれてるん?」

まぁ…あと未依とかべーやんとか…」

「ほな俺もなべちゃんって呼ぶわー!」

アイドルやんな?コイツ。

「どしたん?」

「あ、アイドルってこんな簡単にファンと話してええん?」

この世には追っかけも存在するし…

いや私は追っかけちゃうけど…

カツカツ…

「あぁ。…俺な?なべちゃんに一目惚れしてしもたんや」

…は、はい?
「は?今、な、なんて…?」

『…ひ・と・め・ぼ・れ・し・た!!」



…スチャッ



ポケットの中にはスマホが1台ー

「えっとー…救急車は119やんな…?」

「ちょ、えっ!?」

わ、わ、私…

重岡に今告白されて…え?

「遊びとか冗談やないで?」

雨の中、重岡からの告白。

「…ま、待って…待って待って待って…」

出会って2日目。

好きなグループの他麺。

何なら7WESTから応援してる人でもある。

ええ?

やゔぁい。

目の前に重岡がおることやってヤバいのに、こ、こ、こく告白…!?

「……考えておきます…」

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