君に熱視線゚


額に青筋を立てる晴樹に由美は顔を赤らめ確認した‥


「あぁ…構わないよ」


晴樹は笑顔を引きつらせながら運転席に乗り込む。
そして異様な雰囲気の短いドライブが始まった。


「由美?どう!?助手席の乗り心地は?」


「最高~!さすが高級車だよね。座席の座り心地もウチのファミリーカーと全然違う!!」


無言の晴樹をよそに盛り上がる二人を見て夏目は苗にコソッと話しかけた‥

「苗は助手席じゃなくてよかったのか?」

自分の隣で何となく嬉しい気もするが‥ミラー越しにたまに睨みを利かしてくる晴樹の存在も気になる。

苗は夏目の耳元でヒソヒソ話しを始めた‥

「あのね‥実は由美が兄さんを狙ってるの‥
だから…ボソボソボソ‥‥」

苗の吐息と共に囁きが耳に伝わり甘い疼きに変わる‥

夏目は真っ赤になりながらうんうん、頷いて苗の言葉を聞きとっていた‥‥‥


‥なに、コイツらそんなにくっついて内緒話ししてんだ!?


晴樹が再びミラーで後ろを覗くと苗と真っ赤になって接近している夏目の姿が映る!



「そうなんだ!‥////」

「そう!だから大ちゃんも協力してね」


< 111 / 126 >

この作品をシェア

pagetop