キャンディーポップ・ハロウィン
「い、いきなりそんなこと言われてもっ・・・。」

「きららは、分かりやすいな。恋する乙女は大変ね。」

フィナは、腕を組んで言う。

「わたしには、隠せないわよ~。全部、見てたんだから。」

フィナは、そう言って腕を組む。

「・・・っ。」

わたしは、顔を赤くしてぎゅっと目を閉じて黙りこむ。

「きらら、可愛い~。」

フィナは、ニコニコしながらわたしのほっぺをつっつく。

「きらら。」

「・・・。」

わたしは、真面目な声になるフィナを見た。

「もし、願いが叶うなら、きららは何を願う?」

「・・・。」

わたしは、ぼうぜんとした顔でフィナを見つめる。
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