嘘つきな愛の詩
私の作った料理を「美味しい」って
食べてくれる。
本当に…「夢じゃないよね?」
探るように聞いてみると
先輩は一瞬、キョトンとした顔をして
ふっと笑った。
「そんなに俺が好き?」
ストレートに聞かれて
顔が熱くなる。
好きって…
昨日は勢いで言っちゃったけど…
冷静な状態で改まって聞かれると恥ずかさが半端ない…
「好き…です」
「声が小さくて聞こえないよ?」
なんて
意地悪な笑顔を浮かべる。
本当に
会社にいる時とは別人のよう。
「私…先輩が好きです!」
「…そっか。ありがとう」
優しく笑って
またご飯を食べ始めた。
ありがとうって…
それだけ?
ちょっと物足りなさを感じてしまうのは…
私が昨日よりもわがままになってしまってるってことなんだろうか。