こいつは俺が一生面倒みるから
衝撃の告白 下
佳奈side

「はぁ、また悪化してる…。もうこれ早く直治らないかな?治るわけない…よね」

そう言って朝を迎えた佳奈は花火大会に浮かれていた。

どれ着ていこう!やっぱり浴衣??でも、私似合わないし…。甚平?は変か。どうしよう!

そうしているうちに集合時間の4:00まで後三十分になっていた。

王道は浴衣だよね。浴衣…でもいいか!!な?

その時チャイムがなった。

「はーい??」

「あ、佳奈。迎えに来た」

そこには待ち合わせをしていた竜己がいた。

「え?ありがと?入って?」

「おう。お邪魔しまーす…」

佳奈のお母さんは看護婦のため夜勤で家にいなかった。なので、家には二人きりだった。

「すげーお久しぶり」

「だよね。来てなかったもんね。あれ?ハムスケがいない。ハムスケ~!」

「ハムスケ?なにそれ?」

「あー知らなかったっけ?猫だよ~」

「猫…。猫…」

「?あ、来た来た。ハム~この人ね私の幼馴染みの竜己だよー」

「うぉ!ちょっと近づけんなよ」

そう言って竜己はソファーから飛び降りた。

「もしかして猫嫌い??」

「…早く着替えてこい!行くぞ!」

「話変えないでよー。待ってよ!?」

そう言って佳奈は上に上がっていった。

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