セピア‐ため息の行方
「えーっとカルマの法則からするとカルマ=因果律の事です。つまり意味としては自分がした事は良い事でも悪い事でも全て自分に跳(は)ね返ってくると言う事。つまりは自分で蒔(ま)いた種はすなわち自分で全て刈り取らなければダメなんだ言う事ですね」
  とそう蛍子に説明されて


『うん?!なんだそれってごくごく当たり前の事なのでは?』と思う事も時には語られるので、比較的にスピリチァルに関する講義は皆の頭の中に小気味良くインプットされてゆく。


「そして人生に於いて無駄な経験と言うものは何一つないのです。自分に起こる全ての事は自分で呼び起こしているのです。だから何が起きてもそこから学ぼうとする気持ちを失わない限り、自分がスピリット達に見捨てられる事は決してありません」


  その言葉に
「あらあらこれもまた当たり前の事だと思うけどなあー?って言うか、スピリットと言う言葉はあまり普段使わない言葉だったけれど」
  と愛が口を尖(とが)らせていると


「あら愛さん随分と不服そうね?何か疑問点でもありまして?」
  と蛍子が多少不満気な愛に聞いた。
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