セピア‐ため息の行方
  すると皆はそれぞれ前列に2人並んで座りそして後列には3人が並んで中腰になった。


「はい。マルチーズ!ワン!」
  と愛が言ったので


「ガクっ、えっ?!なんじゃそりゃ」
  と言って雛子が扱けた。

  推敲つづく……。


  花梨と雛子の目からは既に大粒の涙が溢れている。そして二人はお互いに鼻をグシグシとさせながら仲良く並んで李と蛍子にお礼と別れの言葉を言って深々とお辞儀をした。花梨は李と一緒にそして雛子は蛍子と共にそれぞれに違う現世へと続くドームの入り口へとゆっくりと歩いて行った。
< 287 / 291 >

この作品をシェア

pagetop