Rain
「ま、待って、愛実!」

私は慌てて愛実の腕を掴んで、呼び止めた

すると、愛実は私の耳元で、私にしか聞こえないような小さい声で呟いた

「…裏切り者」

その、まるで地の底から出たような、今まで聞いたこともないような憎しみが籠った愛実の声に、思わず座り込みそうになる


そんな私に追い討ちをかけるように彩が言った

「てか、いつまでマナに触ってんだよ!」

そう言って、私を力強く突き飛ばした



思いっきり尻餅をついた私を見て、3人は大爆笑した
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