キミに捧ぐ愛
いくら否定しても聞く耳を持ってもらえなくて、結局誤解は解けなかった。
違うって言ってるのに、どこまで話が飛躍するんだか。
想像力ってすごい。
昼休みも終わりかけの頃、隣の席にヒロトが戻って来た。
ヒロトは毎日、教室の後ろに座って辰巳君や綾瀬君とお昼休みを共にしている。
多分……あたしたちの会話は聞こえてないはず。
聞こえてたら、恥ずかしすぎてどうにかなっちゃうよ。
「さっきすっごい盛り上がってたけど、なに話してたの?」
「え?」
ギクッとして恐る恐るヒロトの顔を見る。
「べ、別に!なにも」
っていうか、言えるわけないし!
「ふーん、けどさ。マジで可愛いかもね、俺らの子ども」
ん……?
「えっ!?」
ええっ!?
なに言っちゃってんの!?
クスクス笑うヒロトは、イタズラッ子のような表情であたしを見ている。
「き、聞こえてたの!?」
ウソでしょ?