恋する僕らのひみつ。
瞼の腫れ、もう引いたかな……。
昨日は、たくさん泣いた。
これからあたしは、復讐に燃えるんだ。
「落ち込んでても仕方ないよね。絶対に見返してやるっ」
ガッツポーズで自分に気合いを入れる。
「……おまえ、さっきから何ひとりでブツブツ言ってんだ?」
赤信号の横断歩道の前。
立ち止まった湊は、怪訝な顔をしてあたしを見つめる。
「え?あたし声に出してた?」
「おいおい、無意識とか、まじで怖ぇーから」
信号が青になり、湊は先に歩き出す。
あたしは湊のあとを追いかけて、湊の腕をぎゅっとつかんだ。
「ちょっと!それより昨日の話、忘れてないよね?」
「あ?あぁ」
「ちゃんとあたしの彼氏、演じられるの?」
あたしは湊の腕をつかんだまま、道端で立ち止まる。
「あのさ、おまえの復讐のゴールは一体なんなわけ?」