恋する僕らのひみつ。
俺は、少し……ヤキモチやいてたんだと思う。
『好きなのは快だよ?』
まるで好きな食べ物を聞かれて答えるみたいに、ずいぶんとあっさり言われて、
俺は聞き間違えたのかと、一瞬考えた。
そして、いまの言葉は無意識に口走ったものだったのか、
四葉もすぐに、ハッとした表情にかわる。
『……あっ、ちが……っ!いまの忘れて、ね?えいっ、忘れた?』
四葉は両手で、俺の左右の耳をガシッと押さえた。
……いや、いまさら俺の耳ふさいでも遅いだろ。
ときどき出るんだよな、謎の天然が。
でも、そんなところも可愛くて、
気づいたときにはもう俺は、四葉を抱きしめてた。
『俺も好きだよ』