恋する僕らのひみつ。
「アイツと一緒にいたんじゃねーのかよ?」
「またアイツ呼ばわり?二階堂先輩のこと何だと思ってんのよ」
あたしは湊の腕を、軽くパンチする。
「てか聞いて?先輩にさっき可愛いって言われちゃった~」
「……あれだろ。アイツ、目がくさってんだろ」
「ちょっと!」
「まぁ見た目はともかく、おまえ中身は、ただのおっさんだかんな」
「オイ、コラ。コラ、コラ、コーラ!」
アンタにだけは中身どーのこーのって言われたくない。
中身、おっさん言うな。
あたしは下唇を噛みしめて、湊を睨む。
「なんだよ?ホントのことじゃんか」
「あーそう。そこまで言う?」
湊に顔を近づけて、あたしは湊の胸ぐらをぎゅっと掴む。
「昔は、チビで牛乳瓶みたいな黒ブチメガネしてたくせにっ」
「……いつの話してんだよ?」
「小学生のときですけど~」
あの頃はちーっとも、モテなかったのにね。
「ぶっ……牛乳瓶黒ブチメガネくん。思い出すだけで笑えるわ」
「おまえ、いますぐ全国の牛乳瓶メガネかけてるやつに土下座してあやまってこいよ」