工業高校のイケメン達に愛されて【上】
変だな…と疑問に思ったのと同時に、あたしの悪い予感が当たっている気がして思わずお母さんにたずねた。
「…ねえ、お母さん。工業高校って、女子もいるよね…?」
「んー…そうね。一応緋奈が通う左右田工業高校は、共学のはずだけれど…。」
そう…左右田工業高校は、共学のはずなのだ。
女の子が見当たらないことを、お母さんも不思議に思っていると思う。
う、うそでしょ…?
最寄駅から歩いて5分ほどで着いた、あたしが通う高校。
その学校の正門を、次々とこの高校の生徒が潜り抜けていく。
あたしは忙しなく、あたりをキョロキョロと見回した。
けど、どこを見渡しても…やっぱり女の子は見当たらない。
それどころか…。