工業高校のイケメン達に愛されて【上】



「…緋奈、お母さん先に体育館行ってるから…もしなにかあったら、すぐに連絡してね?」


「う、うん…わかった、またね…。」



当たり前かもしれないけど、保護者と新入生は集合場所が違うので、お母さんとはここでわかれなければならない。


あたしたち新入生は…新クラスの教室に登校ということになっている。


昇降口に新しいクラス表が掲載されているらしい。


あたしたちは昇降口へ着くと、お母さんは「あとでね。」と軽く手を振って、その奥にある体育館へヒールを鳴らして歩いて行った。


ひとりになった途端に心細くなる。


大丈夫、大丈夫…ここは一応共学の学校。


まだ女の子と会えてないだけかもしれない。


大丈夫、大丈夫…。


あたしは、必死に自分に言い聞かせた。


学校にひとりも女の子がいないなんて、そんなの信じたくないです、神様!!!!


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