工業高校のイケメン達に愛されて【上】
「うわ、声もめっちゃかわいい!!」
「やべぇ、俺好みかも」
「ねぇ君、名前なんて言うの!?何組?!」
「…ひっ!」
人混みの中に潜り込もうとしたけど失敗して、目の前の男の子に、右腕を掴まれてしまった。
知らない人に触れられて、背筋がゾッとして思わず体が強張ってしまう。
ひぃぃぃ!!!
怖いいぃぃ!!!
「はっ…離してください!!」
思いっきり男子の手を振り払って、とにかくこの場から離れたくて、まだ全然わからない広い校舎に入り、逃げ込んだ。
まだ、あたしが何組なのか教室がどこにあるのかもわからないのに…それより先に校内に足を踏み入れることになるなんて。
今日は、予想外のことばかり起きてるよぉ…。
「「「待ってよーー!!」」」