工業高校のイケメン達に愛されて【上】
「______黙ってろ。見つかるかもしんねぇだろ。」
「……っ」
鋭い目つきであたしを見下ろす冷静な男の子。
その突き刺してくるような視線に、あたしは思わず怯んで黙った。
…彼の大きな目は鋭い視線で迫力があるけど、見惚れてしまいそうになるくらい、すごく整った美形さん。
そして、背が高くてスタイルもいい。
でも雰囲気は、一匹狼みたいな、人を寄せ付けないような感じで…少し怖いかも…。
しばらく口を塞がれそのまま黙って立ち尽くしていたら、次第に大勢の男の子たちの声は聞こえなくなった。
「…もう、どっか行ったか。」
シンとした教室の中でぽつりとそう呟いた男の子は、ぱっとあたしを解放した。
そしてあたしとは特に目も合わそうとせず、その空き教室を出て行こうとしたので、あたしはそれを引きとめようとする。
「あっ、ま、待って!」
まだあたし、あなたにお礼を言ってない!!