工業高校のイケメン達に愛されて【上】



一番の友達のりりかちゃんは、あたしがしょんぼりと目線を落としたことで、ハッと思い出したようにそう言った。


ちなみにりりかちゃんは、県内の普通科の高校に入学予定だ。


いいなあ…。


無事に高校に入学できるだけでとても喜ばしいことなのに、どうしても羨ましく感じてしまう。


あたしは自分より少し背の高いりりかちゃんを見上げて、わっと泣きついた。



「うわーん、りりかちゃんっ!あたしもりりかちゃんとおんなじ高校にすればよかったあ…。」


「緋奈ったら、まだ入学してもないのに…元気出してよ!楽しいかもしれないじゃん!」


「でも、怖いよお〜〜!」



受かったのは嬉しいけど、とりあえず急いで受験をしたから、まだあまりこれから通う高校のことをよく知らない。


でも…県内で最も偏差値が低くて、退学者も多くて不良もいるっていうのは、噂で聞いたことがあるんだ…。


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