鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々
立花さん一人が

「あれ?
皆、びっくりしないの……?」

と、驚いていた。

「鈍くて鈍くてもうね、どうしようもないよなぁ」

ぽんぽんと、立花さんの頭を撫でる瀬田君の仕草は、とにかく優しい。
いいな、と思おうとしたところで、わたしは頭を振った。

もう、そんな風に思わないようにしなくっちゃ。
羨ましがってばっかりじゃ、折角諦めたのに気持ちが揺らいでしまう。
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