私とキスと横恋慕。
は…!?
アイツ何してんの!?
数秒後、今の状況を理解した。
「あ、ハハ…なんで急に名前呼びだし!
しかもあいさつとか…」
「沙々と桐山って仲良かったっけ?」
七美に聞かれてさらに焦る。
「最近ね…たまーに話したりして…。
あ、でもたいした話じゃないし!
一言二言話すくらい。」
「そっかぁ~、なんかいきなりでビックリした~」
「私もー!しかも桐山って笑うんだね、いっつも怒ってるみたいな顔すんのに。」
七美と立夏には分かってもらえたみたいだけど…
「美羽…?ごめん。
嫌な思いさせたならもう話さない。」
「……っううん。全然いいよ、話して!」
美羽は割と明るく返事をした。