奏で桜
それが嬉しくて、悲しくて、
せっかく疑問が解決したのに
わけがわからなくなって、
そして、ただ申し訳なくて
涙が溢れ出てきた。







「…ごめん、なさい。ごめ、んなさい…。
ごめん、なさ…い…。」


私は泣きながら何度も彼に謝った。




今まで溜め込んでいたものを
何もかも放出するほどに、
彼に許しを乞うように何回も…。





彼は私が泣いている間、
私の頭をずっと撫でてくれた。



その擦り切れたうえに
強張った掌は、大きくて…
なにより、暖かく、私の中の塊を
徐々に溶かしていく。













病室でただ〝二人〟…
そうなる意味を…
そうなくてはならない存在意義を…
〝私達〟はようやく見つけ出した。


< 169 / 169 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

現夢~ウツツノユメ~

総文字数/15,764

ミステリー・サスペンス50ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ーねぇ、あなたは知っていますか? ー愛を知っていますか? ー幸せを知っていますか? ーその人を愛する覚悟はありますか? ー好きな人を裏切ることが出来ますか? ー数年前に恋い焦がれたあの子は、 よりにもよって恋人と婚約するこの日に また現れる…。 ーあなたはどちらを 選択しますか?ー ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初めまして!すたーるです! 今回小説初めて書きまして、 この作品も初投稿です! 文章ちょっと長めだし、読みにくいところあるし、意味不明なところも多々ありますが、最後まで読んでいただけると とても嬉しいです(>_<) あと感想やら評価やらつけてくれると めちゃくちゃ励みになるので よろしくお願いします!! ではではまた後で!笑 ー夢か現のお話の はじまり、はじまり…。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop