奏で桜
私はストローで、飲んでいた
クリームソーダ?に空気を入れ、
白い気泡を作りながら彼女を
不満そうな顔で見ていた。



「…ヒイロは嫌なの?
私とこうしていることが?」


「そんな事ないよ。ただ…。」


「ー少なくとも、私はね、ヒイロ。
今、こうして、ここにいる
時間がとても幸せよ。
永遠に続かないかな?…
なんてことも思ってる。

だって、ずっと望んでいた事が
体現できているんだしね。

しかも…
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