【短編】恋愛事情
やりとりをしているゆきちゃんは、とても優しくて俺の気持ちを癒してくれる。

しかも、あの写メだ。

写メを思い出しながら、やりとりをしていると、ニヤケてしまうのがわかる。


ホントの年齢なのだろうか?

40歳代になんか見えない。
写メだからなのか?


そんなことを思ってしまう。




半年もやりとりをしていて、会ってみようか?
みたいな、話しの流れになった。


俺の仕事は、少し不規則で休みを調整して会う約束をした。



会う前に、何枚か写メをねだってみたら、なんとか送ってくれた。

毎回角度や表情が違うんだけど、どのゆきちゃんもかわいかった。
それでいて天然なんだってのがわかった。


だって、エイプリルフールに嘘をついつも、信じちゃうんだから、ビックリしちゃうよ。
こんな40歳代がいるのか?

写メのポーズだって、ちょっとエロいんだけど、本人ちっとも自覚がないみたいだしね。


会ってみるのが、楽しみだった。




会ったら、ホントは、太めだったりするのかな?
写メと違ってたら、どうしよう?
だけど、何枚かもらったけど、全部同じ人だったし…


などと、いろいろ考えていた。




それで、会う当日。


日比谷で待ち合わせをしたんだ。

そこにいたゆきちゃんは、スタイルもよく、写メの通りの人がいた。




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