愛を探して・・

梨乃は、ショック‥というより
やはり‥‥と、思った。

まぁ、誠がパチンコをすることさえも
自分は、知らなかった。

「そうですか‥‥わかりました。
   二度と会いません。

 そう、お伝えて下さい。

それから、元気な子供さんを
       産んでください。」
と、言って、その店を出た。

カフェを出ると
タイミングよく
彰から電話が入った。

出るか、迷ったが‥‥

「‥‥はい。」
「あっ、梨乃?俺。
今さ、仕事で北海道なんだ。
寒いけど、綺麗なんだよ。‥‥‥」
なにか、色々‥‥話していたが
梨乃の耳には、何も入って来なかった。

「‥‥‥‥梨乃?梨乃?聞いてる?」
「なぜ、電話してきたんですか?」

「えっ、なぜって、梨乃と話したいから。」
今までの、私なら喜んだだろうが‥‥

「一年も、よく私を騙し‥‥
楽しかったですか?

私が、あなたが、嫌がるバイトを
続けたから嫌がらせですか?

こんな遠回しなことしなくても‥‥
はっきり、言えば良かったじゃ
ないですか?」

「おい‥おいっ、梨乃?
お前、何を言ってるんだ?
そりゃ、バイトは嫌だけど
叔母さんに頼まれたからって
梨乃が言うから。」

「だから、浮気ですか?
いや違いますね。

あちらが妻になるのですから
私が、浮気相手ですか?

私は、愛人になる気持ちは
ありませんから

私には、二度と関わらないで
下さい。
わざわざ、奥さまになる方を寄越して。

偵察みたいに、電話してきて。
近頃は、電話もメールさえもなかったのに。

大丈夫ですよ、私は、思っていたより
あなたのことが、好きではなかったようです。
やはり‥‥か、と思ったぐらいですから。

       それでは、さよなら。」

「ちょ、ちょっとまて、梨乃?
奥さまって?愛人?」

「なんですか? 何を、白々しい。
私は、あなたのお飾りじゃない!!
私に、二度と関わらないで!!」
と、言って電話を切った。

直ぐに、着信拒否をして
登録は、削除した。
< 11 / 95 >

この作品をシェア

pagetop