愛を探して・・

✡✡目覚め


次の日に、
梨乃の父、亮は、
大賀さんと村上さんにあって、
昨日の報告と助けて
頂いたお礼を言った。

二人は、自己紹介をしてから
大賀さんは、
梨乃への考えを話してくれた。

亮は、
「本当に良いのですか」
と、訊ねると英志は、
「私の考えは変わりません。
今すぐ、籍をいれても
良いと思っています。

月島さん、私は、本気ですから
それは、お伝えしておきます。」
と、改めて自分の気持ちを
亮に伝えた。

「本当にありがとうございます。
大賀さんの気持ちは、
ありがたく、受け取らせて頂きます。」
と、言った。

しばらくは、亮も日本で仕事をした。
薫さん、幸ちゃん、真さん、
真さんの彼女の沙弥さん、俺も入れてもらい
交代で、梨乃の付き添いをした。

平日休みの幸ちゃんと薫さんが
中心に回してもらった。

真さんや沙弥さん、俺は、土日を使い。
俺は、仕事を梨乃の病室にもちこみ
することもあった。

一ヶ月‥‥二ヶ月‥‥と、過ぎたが
梨乃の意識は、戻らなかった。

お腹の子も七ヶ月となった。
栄養が行き届いてないから
小さいが、今は問題はないみたいだ。

今日は、俺がついていた。

俺は、梨乃の手を握りしめて
「お前、いつ目覚めるんだ。
俺は、待ちくたびれるぞ。
梨乃、お腹の子に栄養がいって
ないみたいだぞ。
早く、起きろ。」

そのとき、梨乃の指がピクピクと
「梨乃?りの?おい、起きろ?」

梨乃の瞼が、ゆっくり、ゆっくり
開いていき
「梨乃?梨乃、わかるか?」
と、訊ねると微かだが
コクン、コクンとした。

俺は、先生を呼び
先生が診察している間に
亮さんと幸さんに連絡して
真さん、薫さんに連絡してもらった。
春樹にも知らせた。
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