愛を探して・・

✡✡俺が恋人

一旦、廊下にでた英志は、皆に
「自分が彼氏だったこと
お腹に自分の子がいること
入籍を早くすること
意識がなかったことを
話しました。
無茶を言っているとは
わかっていますが、
これで、お願します。」
と、英志は、言った。

皆、病室に入り
幸は、梨乃を見て抱き締めた。
「ばか、ばか、凄く心配したんだよ。」
「ごめんね、幸。
沢山心配かけて、あまり記憶がなくて
私、英志さんと付き合っていたんだ。
お腹にも赤ちゃんいるんだね
なんか‥‥すべてに実感ないんだ。」
「そりゃ、そうだよ。でも、今からは
赤ちゃんを大事に育ててね
ママがずっと寝ていたから
小さいみたいだから、
頑張って、沢山食べようね。
英志さんと沢山幸せにならなくっちゃ。」
と、言うと

梨乃は、真っ赤になりながら
英志をみた。
英志は、コクンと頷いた。

真さん、亮さん、薫さんと
色々話していた。
真さんは、喧嘩したことを
謝っていたが、梨乃は覚えてなくて
大好きなお兄ちゃんなんだから
嫌うはずないよ
って、言ってなだめた。

「パパ、心配かけてごめんね
もう、大丈夫だよ。」
「ああ、そうみたいだね。
心臓が止まるかと思ったよ。
梨乃、英志君と幸せになりなさい。
そして、元気な子を産むんだよ。」
「うん、ありがとう、パパ。」

薫さんも心配して梨乃を抱き締め
泣いていた。
梨乃は、何度も謝っていた。
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