愛を探して・・

✡✡彰サイド①


俺が高校三年の時に入学してきた
月島 梨乃に一瞬で、目も心も奪われた。

梨乃は、スラリと高い身長
鼻筋は、高く
目も大きな二重で
誰もを引き付ける顔をしていた。

いつも香本 幸と一緒にいる。

これまた、香本は和風美人ときて
二人が歩くと
回りの女達は、全貌の眼差しと
嫉妬の眼差しに分かれ
男どもは、なめ回すように見るやつと
顔を真っ赤にうつ向くやつと
分かれていた。

次々に告白をされているが
ことごとく、玉砕されているみたいだ。

俺も、その一人で
梨乃の顔を見るたびに
会うたびに、告白をした。

梨乃は、半ば呆れ
香本は、冷やかしていた。

少しでも、梨乃の心に入れたら
いいと思っていたが
卒業となった。

俺は、進学する気はなく
トラックの長距離運転手となった。
車が好きで、運転が好きだから。

そんなときに、梨乃の母親が亡くなり
俺は、葬儀に参列した。
梨乃は、うちひしがれていたから
なんとか、元気になって欲しくて
時間のあるかぎり、梨乃に連絡した。

そんな日が続いたときに
梨乃は、俺からの告白を受けてくれて
俺は、梨乃を彼女にした。

梨乃が、18才。
俺が、20才だった。

俺は、天にも登るような気持ちだった。
梨乃を大事に大切にした。

梨乃が大学に合格したときに
お祝いに梨乃と旅行をした。

梨乃の体は、綺麗で
俺は、梨乃を優しく‥優しく抱いた。
俺達は、お互い実家暮らしのため
泊まることは、あまりできなかったが
俺は、幸せだった。

梨乃は、大学に入ると
梨乃の叔母さんに頼まれて
クラブでバイトを始めた。
俺は、嫌だったから、止めたが
梨乃は、幸と二人だから
心配ないときかなかった。
< 6 / 95 >

この作品をシェア

pagetop