愛を探して・・

✡✡彼


彰さんの喜びは、半端なく
私の方が、恥ずかしかった。

彰さんが、仕事休みの時に
デートしたり、
とても大切にしてくれた。

私と幸は、日頃からも
勉強は、きちんとやっていたから
大学入試も希望大学に
二人とも合格できた。

入試も終り、
彰さんと二人で旅行に行った。

彰さんがお祝いに
大きなテーマパークに連れてきてくれた。
泊まりもテーマパーク内に。

パパやお兄ちゃんには、
幸と出かけると話した。

お兄ちゃんが、
なぜだか‥‥
彰さんを嫌がる‥‥

ママの葬儀に来たときから
兄は、彰さんを嫌っていた。

沙弥ちゃんは、真はシスコンだから
って言ってくれたが‥‥
お兄ちゃんは、人を簡単に嫌う
人ではない‥‥が‥‥

それもあって一泊だけにした。 

テーマパークは、とても楽しく
彰さんは、ずっと手を繋いでくれて
二人でいろんな乗り物に乗ったり
買い物したりして過ごした。

夜は、彰さんに優しく抱かれた。

私は、あまりの緊張にカラコンを
外すのを忘れるほど。

私は、初めてと恥ずかしさもあって
涙が溢れた。

彰さんは、涙を拭いてくれて
朝まで、抱き締めてくれた。
凄く、幸せな日となった。

私達は、それからいっそう
ラブラブに過ごしていた。


大学に入学して
大学生活にも慣れ始めたとき
叔母の薫ちゃんから
バイトを頼まれて
幸と一緒にバイトをすることにした。
金曜と土曜の夜だけ。

最初は、緊張したが中々面白い仕事だ。
薫ちゃんは、クラブ夏蓮のオーナーだ。

この仕事を本職にしているホステスさんは、
頭もきれるし、とにかく綺麗。
幸も楽しそうにやっていた。

彰さんは、このバイトを嫌がるが
長距離に行っていて
いないことが多いから、
問題ないと、思っていた。

学業の方でも
私は、ドイツ語、英語は話せる。

幸は、英語、中国語が話せる。

私達は、大手証券会社の受付に
入りたいと思っていたから
二年生になるとインターンに入ったり
勉強、バイトと忙しく過ごすようになっていた。


この頃から‥‥‥

少しずつ、私と彰さんの間には、
ズレが出ていたのかも‥‥しれない‥‥
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