イケメン御曹司に独占されてます

私の上に乗っていたのは二歳になる次男の幸太。
男の子が生まれるDNAは強固なようで、慎兄ちゃんの所も男ばかりの三人兄弟だ。


「萌愛ちゃん、今日泊まっていったらどう?」


おばさんが苺のショートケーキを並べながら、心配そうに私を見た。


「何だかとっても疲れてるみたい。顔色だって良くないし」


確かに最近睡眠不足が続いている。
残業は池永さんの厳しいチェックであまりしていないけれど、こっそり会議資料を持ち帰って見直しをしたり、パソコンの勉強などでどうしても寝るのが遅くなってしまう。

別に強要されているわけじゃない。だけど、多くの人に注目されている部署に配属されて、しかも周囲は優秀な人ばかりとなると、自分の力の足りなさは自分で補うほか無かった。

それに、こんな風に努力することは、決して無駄なことではないと思う。


「あんまり無理しないでね。こっちじゃ私たちが親代わりなんだし、困ったことがあったり、体調が悪くなったりしたらいつでも連絡するのよ」
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